カウンセラーの収入、年収について

カウンセラーの収入、年収について
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「あなたに何が出来るの?」

 

 

さて、我々の業界についての疑問で、非常に多いのが収入についてです。

あまり社会的にそこまで浸透していない業種だけに、謎も多いのだと思います。

検索しても、あいまいではっきりしたことはわかりません。

私自身、駆け出しのころは、それこそ食べていくのも必死だったので、「これを一生の仕事にすることが可能なのだろうか…」それはそれは不安しかありませんでした。

 

一体、いくら位が標準単価なのか?

仕事はコンスタントにあるものなのだろうか?

先生達は、どれくらいの収入なのだろう?

 

そんな疑問ばかりでした。

 

 

20年やってみて

 

答えから申し上げます。

食べていくことは十分可能です。

実際私は、開業して20期を迎えました。

 

私の知る限り、心理系の先生方はホスピタリティに溢れる方が多く、生活も身なりも慎ましく控え目だと感じます。

仲良くなると、年収などの話題も嫌味なく出来るようになりますが、話した限りでは同年代の平均を少し超えるくらいの方が多いと思います。

ただし、働き方はそれぞれで、NPOのような組織や福祉施設だったり、資格を取って学校やクリニックに勤めていたり、アカデミックな分野だと、大学の先生や研究者になる方がいらっしゃいます。
私のように独立して個人事務所を経営している方も増えていますが、他の仕事をお持ちで副業としてなさっている方も多いです。

 



 

夢と現実

 

また、夢を壊すようですが、どんなに地位や権威を持った方でも、いかに成功者然とした方でも、残念ながら億万長者もいませんし、タワーマンション住まいの方もいません。ただし、噂としてならばそういう人がいるという話は届いてきます。

ただ一人だけ、全身ハイブランドで高級外国車に乗っている先生がいらっしゃいますが、彼は異例だと思います。独自の理論も的確で著作も多くカリスマ性もあり、面接(セラピー)の価格設定が桁外れです。

ちなみに、国内最高額の単価は、恩師の一人であるH先生の一回45分で30万円だと思います。

とある企業内でやられていたので、そういう契約だったのだと思いますが、これも一時的なもので、数年でそのサイトは閉鎖されて元通りになられていました。

最低額は、やはりボランティアで活動されている方々です。駅などで見かける「いのちの電話・いのちのホットライン」で働く方は無報酬で、9割が女性です。

 

私の場合、被災地支援や社会支援などはボランティアで行っていますが、普段の仕事は平均して一日に2~3件(2万円~5万円)を担当し、それを無休で行っていますが、上手くスケジュールを組めば週休2~3日を得られます。しかし、休日も結局丸々休めるわけではありません。

更に、自主開催の講座や研修、企業案件や顧問業務などがあり、時間も料金もそれぞれ個別に設定しています。

外部に依頼しなければ、予約や問い合わせの返信もありますし、空き時間に資料を作ったり、税務関係や事務仕事をこなす必要もあります。
本や資料を読んだり、スキルアップすることも、経営やマーケティングの勉強をするのも大切です。

また、ワークライフバランスの為に、趣味やレジャー、交際なども不可欠です。

もちろん、安定もありませんし、保障もありません。

 

 

個人か組織か

 

起業家は、孤軍奮闘の一匹狼です。

それでも、歩いて通える場所に事務所があったり、スケジュールや休みも自分次第。誰にも拘束されず、自分のペースでやれる自由さがあります。

それに比べて、組織に属すると安定や保証、チームで大きな仕事が出来るという達成感が得られることもあるでしょう。

以前は、冒険か安定かと比較された時代もありましたが、もうどんな企業であろうとも悠長な事が言えない世情となりました。

これをどう取るかは、その人次第だと思います。

 



 

ある経営者さんから言われたのが、「あなたに何ができるの?」という冒頭の言葉でした。

つまり、あなたの存在価値は何ですか?という意味でしょう。

私は、「社長さんの悩み事を解消することが出来ます」と答えました。

 

「まさか、冗談でしょう(笑)」

 



 

「じゃあ、1カ月間、試しに雇ってみませんか」

初めての頃の企業案件は、このように受注していました。

 

 

結局、実力勝負のプロの世界というのは、全業界に共通しています。

個人的には、子供や身内がやりたいと言ったら、大いに勧めるでしょう。

まして、コロナショックで、この職種が求められる場面は多岐に広がりました。

 

ケアされる側か?

ケアする側か?

 

前提として、心理に関心があり、人そのものに関心があるなら、きっとこの仕事でやって行けます。

 

 

心理技能を習得してみたいなら。

 

 

 

記事を書いた人 Wrote this article

Kondo

短期間で改善を起こす、ブリーフ・サイコセラピー派の心理師。 あらゆる問題の解決事例を持ち、超合理的に結果に導く。 臨床から産業、教育分野まで、幅広い実践経験を持つ。 専門家からの相談を受けるマスター・カウンセラーである。

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