伝統的な、師匠(熟練者)と弟子(学習者)の関係性をモデル化。

職業技術訓練の学習プロセスを、いかに効率的に知識や技能の修得ができるのかを段階的にモデル化したものがCAです。

①モデリング(modeling)
②コーチング(coaching)
③スキャフォールディング(scaffolding)
④フェーディング(fading)

第1段階で、熟練者が学習者に模範を見せる。まずは手本や見本を見せ、やり方を示します。

第2段階では、学習者のレベルに合った課題を行い、フィードバックを行う。少しづつやってみて、修正点を指摘しつつ成長していきます。

第3段階で、学習者はさらに様々な課題を行い、状況に応じて指導者が足場がけ=援助を行い、それを徐々に外していきます。

第3段階で、学習者が独り立ちできるように少しずつ関わりを減らしていきます。

刀鍛冶や大工などの職人の世界では、「仕事は見て盗むもの」という文化が伝承されています。これは、あえて手取り足取りのような過剰な指導を控えることによって、自ら考えて、行動できる技術者をいかに育てるかという意図があります。