この記事は約 4
分で読めます
「プロであるあなたが、信頼するカウンセラー、相談先はどこですか?」
というご質問を受けることがあります。
カウンセラーや心理師は、多重関係に留意して身内や知人の相談を受けないことが職業倫理になっています。
一方で、身近な人が精神的、心理的な問題、トラブルに悩んでいる場合、誰を推薦するのか。あるいは、自分自身の心の問題や課題に際して教育や指導を受けるとき、誰を指名するのか。
ここにまとめてみました。
東京大学大学院教育学研究科附属 心理教育相談室 国公立大学に関しては、文科省から予算が組まれて研究や教育が行われています。その中でも、東大に振り分けられる研究費などの運営費は群を抜いています。 また、最先端の設備のみならず海外の大学や研究機関とも連携し、指導に当たる教授陣の量も多く、日本を代表する心理相談室だといえます。 |
京都大学大学院教育学研究科附属臨床教育実践研究センター 心理教育相談室 関西圏の方であれば、京大の相談施設をお勧めします。 心理学系最大の日本心理臨床学会を設立し、臨床心理士制度、スクールカウンセラー制度の確立に尽力された河合隼雄先生の母校でもあります。 |
筑波大学心理相談室 茨城県つくば市の筑波大学に併設された相談室です。 |
千葉大学子どものこころの発達教育研究センター 千葉大学に併設された相談室です。 |
千葉大学医学部附属病院東洋医学センター 墨田認知行動カウンセリング 千葉大学には、墨田区にもカウンセリング施設があります。 |
聖徳大学心理教育相談所 地元の近くで、何度か公開講座を受講しています。 |
こころのドア船橋 船橋市内では有名な専門病院の、あしたの風クリニック、心の風クリニックと連携する相談室です。 精神疾患の疑いのある方などのリファー先とさせて頂いています。 |
ここに列記していませんが、心理学部がある大学の場合、どの大学でも大抵「心理相談室」を設けており、一般の方でも依頼を受けてくれます。あるいは、カウンセラーが常駐している精神科、心療内科も多いので選択肢になると思います。
学内に併設されている相談室とは、地域貢献と共に学生への教育や研究も担っています。
ですから、担当するカウンセラーは、大学院などの学生さんがメインとなり、その事例を個人ではなく教授陣はもちろん他の学生とも共同してチームとして支援してくれます。
相性が悪ければ担当者を変えることもできますし、エビデンスに基づいた多角的な援助を受けられます。
また、費用も5,000円程度と、比較的割安になっています。
それでも、最短での改善を目指したい場合はこちらもどうぞ。
-
やる気(モチベーション)を高める心理テクニックとは
記事がありません
記事を書いた人 Wrote this article
Kondo
短期間で改善を起こす、ブリーフ・サイコセラピー派の心理師。 あらゆる問題の解決事例を持ち、超合理的に結果に導く。 臨床から産業、教育分野まで、幅広い実践経験を持つ。 専門家からの相談を受けるマスター・カウンセラーである。