不登校が改善する親の習慣

不登校が改善する親の習慣
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カウンセリングの2日後、娘は学校に行き始めました。

千葉県E.Nさん。



 

 

このような短期改善の裏には「メカニズム(仕組み)」が存在します。

決してまぐれや偶然では起こりません。

 

さて、少子化が問題視される昨今、逆に進学率は過去最高を更新しました。

 
 

高等教育機関進学率は81.5%
大学・短大進学率は57.9%

大学・短大進学率(現役)は54.8%

 

8割以上の子供が高校に進学し、その6割近くが大学や短大に進学し、その現役合格率は5割以上です。

学歴社会の崩壊を訴える向きもありますが、これも一つの事実です。

 

では、もしあなたが彼らを雇う側の経営者だったらどうでしょう…?

 

中卒と高卒、そして大卒、更に大学院卒や留学経験者。

同じお給料を支払って雇うとしたら、どの学生を評価し、スタッフとして雇いたいと思いますか?



 

学歴と仕事の能力は違います。

それは確かかも知れません。

 

では、もし履歴書に「中退」とか「編入」などがあり、その先が「通信制の学校」「フリースクール」などだとすれば…。

もしかすると、何かしらのイメージを感じてしまうことも否めないでしょう。

 

「家庭の事情で苦労しているのでは?」

「自分の選んだ道を歩く人物ではないか?」

「変化を厭わぬ勇気があるのでは?」

あるいは、

「一つの事を継続できないタイプではないか?」

「周囲との連携やコミュニケーションに難があるのではあるまいか?」

「挫折しやすい弱いメンタルの人物ではないか?」

 

もちろん、それは偏見であり、表に出さないものです。

ただし、合否の数としての現実が突きつけられる覚悟も必要でしょう。

 

暗に…、『高学歴かつ明朗快活で、協調性に富んだやる気のある若者に限る…』などの拘束は否めないものです。

 

「それは間違っている!」

「色眼鏡で見るな!」

「格差反対!」



 

…わかっています。

そして、これらを強く主張する時点で、残念ながら一緒に働きたくないと思われてしまうかもしれません。

問題や面倒なことが起こりかねないからです。

 

仕事で要求されることは、「クオリティ」であり「成果」、あるいは、顧客のニーズや期待に応えることです。

継続的に結果を出さない限り、個人的な主張になど聞き耳をもってはくれません。

 

社会は厳しい? 甘くない? 仕方ない? 間違ってる?

判断は皆さま次第ですが、意味付けや反応も千差万別でしょう。

 

「私なんて、人から認められないんだわ…(涙)」

「俺は、ダメ人間なんだ!もう無理だ!」

「あ~ダルぅ…。めんどくせ~(笑)」

これらの主張も、放棄も、逃げも、抵抗も、個人の自由です。

 

…そして、最後にはその全責任を負うこととなります。

 

そこで、「不登校」や「登校拒否」というキーワードがあります。

すなわち、何らかの理由で集団や組織、ルールなどという枠組みに入らなかった(入れなかった)子供たちです。



 

今回は、特に子供や学生にとって大きなネガティブワードとなり得る「不登校」を取り上げたいと思います。

 

もし、あなたが不登校児だった人物を雇う側だとしたら、どのような業種が適任だと思われますか?

そもそも、経営や業務という目的やルールの中で、彼らを上手に適応させることが可能でしょうか?

もし、それが出来なければ就職浪人かニートだってあり得るでしょう。

 

学ばず働かず、職業訓練も家事もしない“ニート”は、年々高年齢化しています。

一度も社会に出て働いたことのない四十代の男性が珍しくもなんともないのが近年の心理面接の現状です。

 

そんな中で、一時は不登校、ニートだった人たちの中で、その後目的を達成した方や、希望を実現した方たちとの違いに注目してみました。

 



 
どんな人たちが、どんな方法で、不登校やニートを克服しているのか?
 

そこには、事実から見えてくる法則があります。

それはやはり、偶然でもまぐれでもなく、再起への「システム」の存在です。

そのシステムで最も影響力を持つのが「親・保護者」というのも統計ではっきりしています。

 

変化を遂げた事例を詳細に観察すれば、その親に、共通の「行動」=習慣があったのです。

 

具体的には、
誰が、誰に対して、何を、どのタイミングで、どうしたのか。
 

一般的な、

叱る、話し合う、説得する

では、抵抗に終わりがちであり、

様子を見る、寄り添う、見守る

といった類では、多くの場合堂々巡りの現状維持になるだけです。

 



 

大切なのは、実際に相手が何らかの変化を見せる事です。

「元気になった」と言いつつ、家でゲームをしていることではなく、

「もう大丈夫」と、笑顔で動画サイトを見続けているだけでもなく、

「今度はちゃんとやるから!」と、スマホに没頭しているのでもなく、

「ちょっとしんどい…」と言いつつも学校に向かう事。

「怖い、きつい…」と泣き言を言いながらも部活に参加する事。

それが本当の「変化」です。

 

専門用語で、それらを起こす技術を

心理的介入、システム介入

と呼びます。

 



私たち「心理のプロ」は、そういった変化の仕組みを作り、様々なニーズに応えてきました。

 

「人は変わる」

おこがましいですが、そう断言できます。

 

「自分に自信が無い…」

「辛い経験があったから…」

「そんなの嫌だよ!無理だよ!」

「別に…、どうでもいいじゃん……」

 



 

嘆き、悲嘆、怒りや抵抗…。様々な事情を抱える方に出会いました。

そして、彼らの変化を見てきました。

 

「不登校児」 → 「塾講師」

「元不登校児」 → 「コンピューターエンジニア」

「元ニート」 → 「介護福祉士」

 

これらは事例の一部ですが、特に際立ったケースではありません。

むしろ、よくあるものだと言えます。

 

その考え方方法を広くお伝えしたいと考えています。

 

彼らのかけがえのない青春を、人生を、あなたの力で変化させてください。

 

 

対象者


不登校児を持つ親。

当校を渋る傾向のある子を持つ親。

集団やルールに適応できない子の親。

育児や教育に悩みを持つ方。

教育に携わる方。

これらの事に興味関心がある方。

 

得られるもの


どうすれば、子供が自律して物事に前向きに取り組むのか。

何から始めれば、子供の行動に良い影響が与えられるのか。

説得力があり、信頼される大人の習慣とは何か。

 

短期家族療法の考え方とテクニックの解説。

なぜ、短期間で再登校に至るのか。その具体的な方法をお伝えします。

ワークを通じて、現在置かれているご自身の状況にも向き合います。


※集団研修のため、講師が各個人のご相談を扱うことはできません。
個人差があるので、再登校を確約するものではありません。


 

2020年、2月24日(祝)13時~15時30分(多少の前後あり)。

8名限定。

参加費 3,000円

 



 

 

記事を書いた人 Wrote this article

Kondo

短期間で改善を起こす、ブリーフ・サイコセラピー派の心理師。 あらゆる問題の解決事例を持ち、超合理的に結果に導く。 臨床から産業、教育分野まで、幅広い実践経験を持つ。 専門家からの相談を受けるマスター・カウンセラーである。

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